意欲を裏付ける行動があれば成長の可能性を感じられる
オフィスや工場、医療機器などで使われる電子機器には必ず使用されている電源装置。あらゆる製品がエレクトロニクス化される中、その心臓部である直流電源装置こそが、コーセル株式会社の主力商品だ。同社では、この電源装置の回路設計エンジニアの募集を行う際、応募資格の一つに「電気に関する興味をお持ちの方」という条件を添えている。
「設計・開発は、ゼロからのモノづくりですから、必ずどこかで壁にぶつかります。学校では、先が見える作業しか教わりませんが、実務となると机上の計算では上手くいっているのに、実際に期待通りの動きをしないといったことが多々あるんです。さらに仕事では納期もあります。このような状況で、妥協をしたり挫けてしまったりするか、まわりの人さえも巻き込んでハードルを越えていくかを左右するのは、電気に関する興味の度合なんです。モノづくりが好きで電気への探求心がある人は、優れたエンジニアとして開発を進めていけるでしょう」と同社の総務部で部長を務める清澤さんは、応募資格の真意について語ってくれた。
また、電気への興味を見定める方法は、至ってシンプルだ。単刀直入に「電気は好きですか?」と質問すると、「はい」という答えが返ってくる。そこで、「好きなら何かされていますよね?」と続けるという。上辺だけでなく本当に興味を持っている人は、エレクトロニクスの専門誌を読んでいたり、アマチュア無線やスピーカーなどを自分でつくっていたりするそうだ。
「人は好きという気持ちがあれば、何かしら行動に移しているものです。それに、行動力のある人ならば、現在のスキルが高くなかったとしても、将来的に成長を見込むことができますね。やはり、やる気は精神論ではなく、具体的な証拠でみせることが大切だと思います」。




