飲食店に関わる新しいビジネスを知り、自分に向いていると直感した
「飲食店が好きなんです。食事をすることも楽しいし、スタッフとして働くことも面白い」と話すのは、飲食店向け商品のリサイクル販売を行う株式会社テンポスバスターズ北陸で、フードビジネスプロデューサーとして働く中薮さん。同社は、飲食店専用の厨房用品や店内備品全般を扱っており、開業にあたっての道具が全て揃えられるほど飲食店に特化したリサイクル業を展開している。
中薮さんがこの仕事に携わったのは、派遣スタッフとして同社に就業した時に社長にスカウトされたことがきっかけだった。飲食店で接客のアルバイト経験があったので、すぐにこの新しい事業に興味を持ったという。もともとベンチャー企業にも関心があったことに加え、飲食店での経験も活かせる絶好の環境だった。しかし、当時はまだ会社を設立したばかりであって不安も大きかった。親にはもちろん心配され、一週間悩んだそうだ。迷っている間も、同社で就業を続けていた中薮さんは、自分の意見がすんなり通ってしまうことに驚いた。社長と一緒になり、「やってみよう」と言って挑戦できることが爽快だった。自分はできあがった組織にはまるよりも、作り上げていく方が合っている。そう実感できたことで、転職の決意が固まったという。
実際に働きはじめて分かったことも多い。「店長さんには、寂しがり屋な人が多いんですよ。お店に足を運ぶと、悩んでいることをいろいろと話してくれます。この相談にのってあげるのが当社での仕事。物売りではなく、人にフォーカスする会社なんです。飲食店を繁盛させるには、料理の味だけではなく、店内環境も重要なので、様々な角度からサポートできるようになりたいですね」。
現在では、飲食店の抱える問題の解決方法も、物販を通してだけにとどまらない。厨房用品が壊れた時の修理から、店内が汚れていると思えばクリーニング、ネズミなどの害虫がいれば駆除の手配もできる。さらには、店内スタッフの教育などコンサルティングにまで業務を拡大している。
「今の仕事が嫌だとか、会社が良くないとか、そんなマイナスな理由からは転職したくなかったんです。やりがいは自分でみつけるもの。私は良い飲食店を増やしたいという気持ちで、ここまで頑張ることができました。まだまだやりたいことは始まったばかり。これからも、ますます仕事が楽しめそうです」。




