経験だけではなく、自発性も重視
創意工夫できる人こそ企業の宝
「経験者はもちろん即戦力として優遇しますが、未経験でも自発的に行動できる人は採用しています。これまでに何か目標を持ち、それに向かってどうしたら達成できるかと真剣に取り組んできた人には、自分で考えて行動する力が備わっていると考えられますね」と話すのは、アイシン・エィ・ダブリュ工業株式会社で人事部長を務める小林さん。
新製品開発と生産技術開発をベースとして生産革新に挑戦している同社では、言われたことだけをやっていたり、人任せにする人ではなく、自分で創意工夫のできる人が評価されている。「現場で生産性の改善をしようと思ったら、まずは目標が何なのかをしっかり認識していなければなりません。なぜなら、目標が何か分かっている人にしか、問題点は見えてこないからです。その問題点に気づける人が、改善のために自ら行動に移れる人です」。
また、最近では紹介予定派遣を利用し、社員登用することも多くなっているという。同社の子会社で派遣業を行っている「株式会社エィ・ダブリュ・アイ・エス」等を通じて人材を確保。現在、従業員の約3割が派遣社員で、昨年は30人程度を社員登用したという。業績により採用人数は変わってくるが、今後も紹介予定派遣が占める割合は高くなると見込んでいる。なぜなら、実際の勤務態度をみて社員登用を判断でき、同社が求める自分で考えて行動する力も実務を通して見極めることが可能だからだ。例えば、派遣社員のうちから「この作業の順番を変えると効率が上がると思うのですが…」といった相談をしてくる人の評価は高い。
「当社は、まだ設立から20年。伝統に縛られてはいません。意欲があれば、思ったように行動できるやりがいのある職場です。この環境を活かして意欲的に会社をよりよくして欲しいと思っています」。




