その人なりの素顔が見えることで、はじめて安心して採用できる
「おっとりした人が多い職場に、元気の良い人が新しく加わると刺激になりますよね?当社では、そういった周りに何らかの刺激を与えてくれる人材を求めています。とにかくやってみようというバイタリティでもよいのです。特定のタイプに限定するつもりはありません。会社が成長するためには、様々な個性が必要ですから」。
フクビ化学工業株式会社で総務人事部長を務める葦埜さんは、新しく仲間になる社員には、フクビ流の仕事術にこだわらず、客観的な視点から企画や業務改善を行ってくれることを期待していると話す。
さらに、そのような思いの中で、採用を決心させるのは、その人なりの素顔が見えた時だという。
「面接において応募者は、『こう言わなければいけない』と構える部分もあるでしょう。仕方ないところもありますが、どんなに模範的な回答をしていただいても、その人の人柄が少しも伝わってこなければ面接をしている意味がありません。面接という限られた時間の中でその人の100%を知ることは不可能だと思いますが、少なくとも『本当にそう考えているんだな』と感じられる部分がなければ、採用を決断することは難しいのです」。
面接では話の中身も大事だが、何を話したかよりも、話をしている姿を見て、その人の考え方や生き方を理解するように努めているそうだ。従って、面接では本人の興味のある分野の会話をすることが多い。
「その人を知りたいと思って面接をする訳ですから、当然、本人が話しやすいことを聞いていきますよ。建前もあるでしょうが、お互いに意志の疎通がはかれるように、できるだけ素顔を見せて欲しいですね」。




