採用のホントのトコロ 人事の本音、教えます

株式会社月星製作所 総務部・品質保証部
取締役部長
東出 忠

転職回数は何回から気になる?

3回です。はっきりと決めているわけではありませんが、実際に、当社が4社目だという方を採用したことはありません。学生の時は十分に企業研究をすることが難しいので、最初に入った会社と自分のイメージとの間にギャップが生まれるのはやむを得ないことだと思います。しかしそこからは、本人の考え方や気持ちの問題ではないでしょうか。本来、仕事には向き不向きなんてものはありません。上司が悪い、会社が悪い、と何でも周りのせいにする前に、自分の能力や態度を見直してほしいですね。会社に入ったら、その会社の顔にならなければいけません。

ほとんどが一注一品の高精度製品の
開発には、経験と度胸が物を言う

 ブレーキ部品、エンジン関連部品など、自動車・オートバイ用の特殊精密部品を製造している株式会社月星製作所。同社では、月に9千万個という大量で、かつほとんどが一注一品のオーダーメイド製である高精度部品の生産維持のため、開発職員と技術職員を募集している。

 

採用については、機械や電気に関する最低限の知識や実務経験が必要だ。加えて同社では、タフで図太い神経の持ち主を求めているという。「面接には、社長と他数名の取締役が参加します。時間はおおよそ15〜20分程度ですが、その間の態度を見ていれば、どのくらいの度胸があるのかを見極めることができますね」と総務部長を務める東出さんは話す。前職での功績や志望動機など、慣例の質問をぶつける他の面接官に対し、東出さんは、趣味や私生活についての話題を冗談まじりに飛ばしてみるのだそう。「初対面の目上の人に対しても、自分の意見や考えを正直にはっきりと述べることができるかどうかを知るために、あえてくだけた雰囲気を作っているのです」。


黙々と図面を引いている印象を受けがちな技術系の職種だが、寡黙では務まらないそう。同社のような二次部品メーカーにとっては、一次部品メーカーの設計者との打ち合わせが、新製品開発の第一歩となる。開発者や技術者は、営業や品質保証のメンバーと共にその場に出席し、話をまとめて自社に持ち帰らねばならない。先方の要望に対して、コスト面や技術面で製造可能かどうかを判断し、自信を持ってそれを伝える度胸がなければ、話は前に進まないのだ。「相手はたいてい大手メーカーのベテラン社員ですが、そこで物怖じしている場合ではありません。同社の代表として臨んでいるという自覚と、そこから新しいものが生まれるという誇りを持ってほしい」と東出さん


取引先からの信頼は、優れた技術力や品質保証能力のみから勝ち得るのではない。堂々とした誠実な社員の態度こそが、社外における同社の一番の宣伝になっているのかもしれない。

株式会社社月星製作所
自動車、オートバイ、産業機械用の部品の生産で、国内・国外問わず大手メーカーからの発注を受ける。なかでもオートバイ用スポークの製造は国内トップシェア。今後も、自動車用、オートバイ用の部品を中心に開発をすすめていく予定だが、ハイブリッドカーなど環境車の普及に併せた新しい動きにも注目だ。

設立/1947年4月
資本金/3億1,050万円
従業員数/350人

住所/石川県加賀市永井町71-1-1
URL/http://www.tsukiboshi.co.jp
連絡先/0761-73-8282(担当:東出)


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