面接で確認するのは
生涯を通して働いて
もらえるだけの強い意志
橋梁、鉄骨をはじめとする各種建造物の設計、製作、さらに土木、建築の設計ならびに工事請負などを行っている川田工業株式会社。同社では、工場の生産部門や施工現場が常に人手不足の状態であるため、継続的なスタッフ募集を行っている。
中途採用は、経験者や、土木・建築系の資格を持つ即戦力を求めているが、場合によっては未経験者でも採用するケースがあるという。「面接でまず確認するのは、安易な気持ちの応募ではないか、生涯を通して当社と深くかかわっていく意志があるかという点です。それを確かめるためには、返答に窮するような厳しい質問をすることもありますね」と富山業務部長を務める山本さんは話す。話しをして好感が持てた応募者に対しても、あえて「もう少し他社も見てきたら?」という言葉をかける。「御社に懸けています」と即答する人もいれば、社会勉強のつもりで他社をまわり、「やはり御社に入りたいです」と戻ってくる人もいるそうだが、その答えや行動に、真剣さが見えればいいのだという。ちゃんと考えていることが分かれば、意欲が高いとみなし、経験にかかわらず採用することがあるそうだ。
同社では中途採用のためのトライアル雇用制度を設けている。まずは3カ月間契約社員として働き、正社員登用するかどうかを判断する制度だ。「トライアル期間には、技能レベルのほかにも、協調性などの内面も重視して見ていきます。ものづくりの仕事ですから、簡単に妥協しない、少々のこだわりや頑固さも必要ですね。ただし、ビジネスにおいては、駄目なときは駄目という潔さも大切。そのバランス感覚に着目しています」。
人材採用は、新卒メインではあるが、中途採用においても、しっかりとした育成を行い、定年まで働いて欲しいと考えている同社。「現在の売り手市場においても選ばれる企業であるため、人事担当者も努力しています。お互いに真剣勝負のお話ができるといいですね」。




川田工業株式会社
