物事に一途になれる人は
コミュニケーション力の
ある人だと思う
仏具をはじめとする高岡銅器の伝統技術と、イタリア・ミラノのデザインを融合させたオリジナル家具ブランドで脚光を浴びる、株式会社高田製作所。同社では製造スタッフを中心に定期的に採用を行っている。
「重視するのは、したいことや好きなことがあって、それに向かって頑張れる人ですね。わかりやすくいうと、『一途になれる人』です。こうしたい、ああしたいという思いがある人は、その思いを人に伝えることができる。それがコミュニケーションだと思うんです」。
株式会社高田製作所の常務取締役・高田さんは同社の三代目。採用業務も担当し、応募者一人ひとりと面接している。「一途になれることを重視する採用にはリスクもあります。興味を持てないとわかったら、離れていくのも早いんですよ。でもそちらの方がお互いのためにいいですから」。
ものづくりの現場でまず大切なのは、生産性の向上と不良品の割合をおさえること。それにはチームワークがとても大切となる。次の工程がやりやすいように作業し、パスする。互いに意見や考えを出し合い、意思疎通を図ることが必要となる。一途になれる人は、こうしたい、ああしたいという自分の意見を持ち、それを熱意を持って相手に伝えることができる。高田さんはそう考えている。
「自分の仕事さえしていればいいという考えの人は困りますね。相手を思いやる気持ちを常にもって、ものづくりに励んでもらえたらと思います」つい最近、同社の若手が高田さんにこう話した。「ぼくは先人に感謝しています。何百年と受け継がれてきた伝統が、ぼくの体に流れている。これを後輩たちにきちんと伝えていかないといけないですね」と。
「その子は27歳で、研磨で一番腕のいい子です。私たちが手がける家具ブランドのフィオリキアリも、仏具の技術を現代でどう活かすかという話し合いの中で生まれました。面接でもあなたのしたいこと、やりたいことを、遠慮なく話して下さい」。




株式会社高田製作所
