WEBサイト成功の秘訣がココにある!
数々の繁盛サイトを生み出したWEB総合プロデュースサイト
第12回「株式会社サーフボード 更新日 2003/10/21
開設日 1996年4月
更新頻度 毎日
北陸・新潟リンク集
登録カテゴリ
福井>ビジネス・経済・雇用>Web制作・SOHO

第12回のWEBマスターInterviewは、福井市に本社のある株式会社サーフボードの田嶋節和さんです。田嶋さんは同社で、これまで実に300社を超える様々な分野のサイトプロデュースに携わってこられました。そんな田嶋さんに今回はサイトプロデュースに関するエピソードから、WEBサイトを作るための極意までを伺ってきました。

Webマスター 田嶋節和さん
おところ 福井県
年齢 50歳
PC歴 8年
ひとこと より多くの情報を発信する人に比例して情報が集まる
デザインやプログラムだけでなくビジネスの仕組みまでを提案して成功に導く
▼サーフボード立ち上げの背景を教えて下さい

1996年に会社を設立しましたが、最初はWEB制作を受託する形ではなく自社で求人情報サイトを立ち上げ、求人広告を掲載してくれる企業への営業活動を行っていました。しかし当時は、インターネットの普及率も低く、企業に営業に行っても、インターネットのしくみや接続の仕方などの基本的なことからお教えしなけらばならないという状況で、成果の方はさっぱりでした。ただそんななかで、親身になってネットに関する相談に応じる姿勢が評価を受けて、「ぜひ、ウチのホームページを立ち上げて欲しい」というような注文が入るようになってきたのです。そのように依頼があった仕事を企業の方と一緒に、一生懸命誠実にやり遂げていくことで、多くの経験とノウハウが蓄積され現在の総合ウェブ・プロデュース会社の形ができあがったのです。お陰様でサイトのプロデュース実績は300社を超えるまでになりました。

▼様々な分野のサイトをプロデュースされていますが、プロデュースをする上で大切なことはなんだと思われますか

▲様々な分野のサイトをプロデュースしている

やはりお客様の立場で考えることです。そういう点では、(株)米五の多田さん(第3回のインタビューに登場)と私とで始めた、福井インターネット通販研究会「どっと混む福井」の存在は大きいですね。どっと混む福井では、福井県のお店が40社くらい集まって、毎月勉強会を開いています。メールのやり取りもほぼ毎日行っていて、交流が活発に行われています。ここでは、実際のサイト・オーナーと私とが目線を同じにして情報交換を行っています。一緒に学んでいこうという姿勢で勉強しているからこそ、いろいろなアイデアもでますし、人とのつながりもできてくるんですよね。それらが、プロデュースをいいものにする秘訣ではないかと思います。

▼成功するサイトとそうでないサイトの違いはなんだと思われますか

ジンクスがあるんですよ。オーナー自らが私どもの会社にホームページの制作依頼に来る場合は必ず成功しています。東京や京都から「HPを作成して欲しい」といって福井に来ていただいているのです。自ら福井にまで足を運ぶオーナーと言うのは行動力があるし、スピード感もあるということではないでしょうか?やはり、サイト作成を担当者まかせにしていてはうまくいかないということです。

あとは、継続的に勉強し続けることですね。技術的なことを覚えるというわけでなく、常に、インターネットで何をしたらいいのか?と考えるということです。成功している会社の経営者の方は勉強熱心で、インターネットの世界のトレンドにも非常に敏感ですね。ネットの世界は、技術革新が早いので今覚えたことが来月になるともう古くなります。ついこの間までは、検索エンジンにいかにヒットさせるかというSEO対策が注目されていたかと思うと、メルマガ対策が重要だと言われるようになり、最近では、ネットバンキングなどの決済対策に関心が集まっています。新しいことをどんどん吸収しようとする積極性と勉強しながらチャレンジしていく姿勢が大事だということです。

▼ずばり、“価値組”WEBサイトになるためには何をしたらいいでしょうか?
まずは、自分と同業界で成功しているTOPのサイトをよく見ることです。その次に他の業種でもいいので、まねをしたいなと感じるサイトを探します。そこで初めて、自社のTOPページのレイアウトを考えるのです。商品を売るためのサイトであれば、実際に他のサイトで商品を買ってみるのもいいでしょう。このような対応はまずいな、というように反面教師として学ぶところもあるかもしれません。

また、やたらに情報を載せるだけではうまくいきません。しっかりとメインコンテンツを決めて、ターゲットを明確にするのが重要です。若者から60歳までというターゲットにしてしまうと絶対失敗してしまうんですよね。百貨店じゃあるまいしすべての人にうけるページを作成するなんて難しいですよ。そのほかとして、人を惹きつけるようなキャッチコピーが必要です。サイトカラーでも、おいしさとか賑やかしさとか信頼感とかで色合いが異なってくるので何を自分が強調したいかを意識していくことが必要ですね。

▲田嶋さんがつくるWebコンサルティングのサイト
▼WEB通販に向く商材、向かない商材というのはありますか

家電製品は一番安いところで買います。メーカー・ブランドの食品も値段だけの勝負になるので、バックヤードがないかぎり避けたほうがいいでしょう。逆にいうと、それ以外なら何でもできると思います。意外にも、石川県でこれを買ってくれる人は多分10人しかいないだろう、というものを扱うといいんですよ。簡単に言えば、ネットを見ている人は全国にいますから、その100倍の1000人いるといえますからね。

▼企業の本店サイトのプロデュースのほかにも楽天サイトの作成も行われていますが、楽天はどういうふうに位置付けていますか

楽天はお祭りという風に捉えています。一回きりのお客様が、お祭りの時にばーっと集まってきてそれ以降は、こなくなるという感じで‥。でも、たくさんの人が見ていますからね。新規の顧客開拓には楽天がいいのではないでしょうか。システムもしっかりしていますので、通販サイトとして初めてウェブを立ち上げる人は、まず楽天でサイトを立ち上げてから、それから半年くらい経ってからオリジナルのサイトを持つことを考えてみるのがベストではないかと思います。ただこれからは変わりますよ。ヤフーショッピングがたちあがりましたから。来年以降に関してはヤフーショッピングと楽天の本格的な戦いがあっていろいろ変わってくると思いますので面白いと思いますよ。

▼サイトをプロデュースするなかでの印象的なエピソードを教えて下さい

大東寝具さんの例ですね。正直、布団の販売には自信がなかたったんですよ。なぜなら、ショッピングセンターでもどこでも安く売る時代になってますので、引き受ける以上は必ず成功させようと思いますから、最初は半分おことわりしたのです。でも結局お客さんの紹介だし申し訳ないということでお受けしました。

お客が集まってくるようになるにはどうすれば良いか、スタッフと徹底的に考えました。そしたら、新たに布団を買おうと思わないのは、押入れの中にいっぱいふとんがあるからではないか?という意見が出ました。そこで「お布団を引き取ります」というサービスを表にだしてやっていこうというアイデアが浮かびました。「新しい布団をお届けするかわりに、古いのは回収しますよ」ということで、お客さんと目線を同じにしたから生まれたアイデアですよね。サーフボードは、サイトプロデュースの仕事を受けた場合、デザインやシステムだけではなく、提供するビジネスの仕組みにまで関わってそのサイトを成功させようという取り組みをしているのです。

▼サイトプロデュースで気を使うこと、苦労することは何ですか

普通、サイトを作るときには、うちのスタッフでプレゼンや会議をしてお客さんといっしょにお話を聞きます。デザインはどうするかサービスはどうするかという風に話し合います。みな得意な分野があるので、それぞれ意見をだしながらやっていきます。この作業が一番時間がかかる部分ですが、最も大切な部分でもあるのです。

▼最後に、WEBビジネスをこれから立ち上げる人にアドバイスをお願いします
先ほども、述べましたがターゲットを絞り込むことが最優先です。すべての年代、すべての人などに利用されるサイトというふうに考えてしまいがちですが、それでは結局何をやりたいのか、何が目的なのかが中途半端なもので終わってしまう可能性が大きいのです。ターゲットを絞るためにも、売る商品はどのようなものにするのか、珍しい商品を扱うのか、それとも他にはないようなサービスでアピールするのかをよく考える必要があります。それがうまくいけば、殆ど成功したも同然ではないかと思います。あとは自分の強みやこだわりを主張すればいいんですよ。
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編集後記(担当:上楽)
これだけ多くのサイトを手がけてこられた田嶋さんですが、もともとWEB制作の会社ではなかったことが意外に思えました。どこでどんなきっかけがあるかは分からないけれど、そのきっかけを活かすか否かは自分の姿勢次第なんだと改めて感じました。

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