PATRICKからALDENまでを知り尽くす、
靴好きが集まる「靴専門サイト」。

第21回「ナトリヤ 更新日 2004/2/3
開設日 1998年4月1日
更新頻度 毎日・1日1〜3回ほど。
サーバ容量 200MB
(今後400MBへ増強予定)
北陸・新潟リンク集
登録カテゴリ
新潟>お店・ショッピング>ファッション

第21回のWebマスターInterviewは、靴の専門サイト「ナトリヤ」の運営者である内藤伸樹さんです。 「trippen」、「CAMPER」、「PATRIK」などを取り扱っている「ナトリヤ」。100年の伝統を持つ実店舗のいいところと、オンラインショップのいいところを最大限に使って、地方では経営が難しいとされるブランドの販売に挑戦しています。丁寧な解説と写真で商品を紹介するだけでなく、お手入れ方法(メンテナンス)を提案するなど、靴好きをトータルでサポートする努力を続けています。そんな内藤さんに、サイトのこだわりや今後の目標をお伺いしました。

Webマスター 内藤伸樹 さん
おところ 新潟県上越市
年齢 30歳
PC歴 7年
ひとこと ニーズを満たすより欲望を作り出す店を目指します!

実店舗とオンラインショップの差をなくし、靴の魅力をもっと「リアル」に伝えたい!

▼どのような理由でWEBサイトを立ち上げられたのですか。

ズバリ、今現在私の考えている靴屋のスタイルを全国の靴好きに知って頂きたかったからです。

新潟県上越市は人口が約13万人ですが、靴屋と呼ばれる形態のお店は沢山あります。ディスカウント店、量販店、専門店。我々の形態は専門店に属しますが、デザイン性、履き心地、つまり靴の質にこだわるお客様は上越の人口の1%にも満たないので、正直食べていけません。だからと言って私達の考える靴の世界は、他のお店には無いスタイルで、それを曲げてまでこの世界で食べて行くつもりも無かったのです。

ナトリヤは、経営者である父の代から専門店への道を歩みだし、これから私が受け継いで行く世襲制の靴屋なんです。私のポリシーは、『ナトリヤスタイル』。
靴の世界は非常に狭く、誰でもある程度のお金を出せば世界の最高級ブランドの靴を簡単に手に入れる事ができる時代です。そんな時代だからこそ、靴から垣間見れる人間性や世界観、時代性、私達の五感で感じ取った物を分かりやすく紹介できて、私達の考え方に同調して頂けるお客様を少しでも増やしていく事のできるツールがWEBだったのです。
▼サイトを運営していく上で心がけていることはありますか。
定休日の月曜を除いて毎日更新しています。これが中々大変でしたが、自作のホームページエディターを開発して少しでもスピードアップできるように、なおかつ内容も充実させるように心かげています。

それから、メールの対応です。返事の素早さも大事ですが、極力丁寧に分かりやすくする様に考えています。あとは、日々勉強ですね。靴好きとは言っても、身近に強力なスペシャリストが居て、お客様も日々知識を豊富にされています。カテゴリーによっては全くついて行けない質問もあって、その時は真摯にご教授頂いています。また傲りが無いよう心掛けています。

WEBサイトと実店鋪の違いを出さない事もこれからの課題と思っています。WEBが中心になって来ますと人間どうしても頭でっかちになってしまうと思うのです。バランスを取って行くのが大変難しいと感じていますが、必ずやり遂げるという目標を掲げて頑張っていくだけです。
▲ 「商品詳細」のページ
▲ サイド、ソール、ヒール、正面など様々な角度から見ることができる。
▼新潟県上越市で実店舗を経営されていますが、オンラインショップと実店舗の違いはどんなところにありますか?

また、実店舗とオンラインシショップの売上比を教えてください。
先のご質問でも少し触れていますが、違いを出さないようにする事が目標です。しかし、現実問題として感じている部分は、オンラインショップの「リアルさ」です。

ナトリヤの売りの一つに写真のクオリティーの高さを評価していただくことがありますが、所詮は2次元の平面的な表現でしかありません。

1足につき最低6カット、靴によっては30カット近く掲載したものもあります。そこまでしても質感や色合い、革の匂い、最大のウィークポイントである履き心地は伝える事が困難です。それを補うのが解説であり仕様書だと思っていますが、まだ納得の行くレベルに達していません。

WEBで内容を掘り下げていけば行く程、実店鋪での靴の販売が如何に楽かが解りました(笑)。だって説明なしでも履いて頂くだけで解るんですから、こんな簡単な方法はありませんよね。今後の課題のひとつですね。

売り上げ比は、6(オンラインショップ):4(実店舗)くらいです。
▼「人気モデル」コーナーの掲載基準を教えてください。 また、最近一番人気のモデルを教えてください。
このコーナーは、お買い物が確定した瞬間に1番上に掲載されます。確定自体は私達の手作業です(WEB・実店鋪両方共に反影させています)。人気があっても1モデルの在庫数はそう多くはありませんので、在庫が完売すれば掲載もされません。そう言う意味で在庫の豊富な商品が常に一番人気になりますが、メテンナンス用品が価格的にもお求めやすいので最も多く売れています。

当店の解説文を参考にお求め頂いている様で、靴と一緒にご購入頂くケースがほとんどですが、最近はメンテナンス用品だけをご購入頂くお客様も増えて来て大変嬉しい限りです。靴のお手入れについての考え方を変えて行く事も私の希望の一つです。

▲ 人気モデルコーナー

▲ 手入れデータベースコーナーの「防水溶剤特集」。ほかにもワックスの使い方などが詳しく紹介している。
▼靴のメンテナンスグッツを数多く掲載されていますが、靴を購入したユーザーからのメンテナンスに関する質問はどのくらいありますか?
また質問にはどのように対応されていますか?
かなり多いです。もともとメンテナンスについての説明文は別途コーナーにまとめてご紹介しておりました。しかし、靴は素材や色がバラバラで、それぞれについて解説したページを作るのは困難でした。

数年前、「購入した靴のメンテナンス方法を教えて欲しい」というご意見をお客様から頂いた事が切っ掛けとなり、今は1足ずつ、例え同じデザインの靴であっても素材が違えばお手入れ方法も変えて商品詳細ページで解説しています。ご質問への対応は、「メールでの解説」、「手入れデータベースコーナーでの紹介」、「手紙での返事」、「実際に靴を送って頂いて我々が手入れを施して返送する」方法を実践しています。

3年前と今では、靴のお手入れに関する考え方は間違い無く変化して来た様で、最も強く感じるのが女性からのご質問量の多さです。3年前は女性からのご質問が皆無に等しく、靴のお手入れ自体しない物だと認識していた感じがありました。今は、性別に関係なくご質問を頂く事が多くなりましたので、非常に嬉しいです。
▼利用者の属性についてお聞かせください。
エリアは、首都圏・大都市圏が中心です。具体的には東京・大阪・名古屋・北海道・広島・福岡です。ただ、地元のお客様や近県のお客様は、WEBサイトで情報を仕入れてから実際にご来店頂く事が多くなりました。近県とは山形・福島・長野・富山・石川・群馬です。やはり実際に履いてみたいという事でしょう。

男女比では、6:4で男性の方が多いです。これはご紹介している靴の男女比と比例しています。今後は女性物の靴をもっと掲載して行きたいですね。

年齢では、20代から30代が圧倒的ですが、40代から50代のお客様も多くなってきました。リピート率は計算していないので詳しくは解りませんが、感触としてはかなり多いと感じています。毎日のご注文で、知っているお名前が必ずあります。有り難うございます。
▼メールマガジンを発行されていますが、内容によってユーザーの反応は変わりますか。
読者数はまだそれほど多く有りませんので、内容がどれだけユーザーさんに反影されているか良く掴めておりません。もっと購読して欲しいなあと思っております。「なんでもB!」という私の身近な出来事をぽそりとご紹介するコーナーがあるのですが、今思えばその事についての色々聞かれる事があります。靴と関係ない事なので嬉しいような悲しいような(笑)

また、こんな特集して欲しいという要望がありましたらメールを頂けると嬉しいです。
▼今までやった特集の中で、どの企画が一番反響がありましたか? また、反響が出た理由も教えてください。
セールですね。なんだかんだ言ってナトリヤの靴は高額な物が多いですから、セール開始日は、サーバーがやっとこさ動いていたようでした。セール自体は、ネットで行ったのはまだ1〜2回ですが、これからも皆様に還元できる様に経営体勢を強化して行きたいです
▼他の靴サイトとの差別化で特に意識されていることは何ですか。
実店舗の靴屋さんとの差別化と一緒だと考えております。常にオンリーワンで有り続ける事だと思います。真似をしていたのでは、いつまで経っても差別化は出来ません。具体的には、品揃えと紹介方法のクオリティーアップです。それから大切な事は継続性です。

実は、昨年暮に病気を患って更新が3週間ほどできなくなったのですが、楽しみにされていたお客様には申し訳なかったと思っております。健康管理も重要ですね。またナトリヤ自体の歴史は100年ほどになります。伝統を継承しつつ新しい事へのチャレンジと発想を変える努力は必要と考えています。
▼今後増やしたい、または力を入れたいと思われているコーナーは何ですか。

リペアです。つまり修理です。簡単な修理はナトリヤでも行っておりますが、大きな仕事となるとアウトソーシングしております。その方が仕上がりが綺麗で確実だからです。

しかし、今後はもっと自分でできることの幅を広げていきたいと考えています。靴の構造を勉強して縫製なども学び、修理はもちろんオリジナルの靴を展開していければ最高です。ハードルはかなり高いですが10年後くらいをメドに製品として私の作った靴をご紹介できれば嬉しいです。

また春頃にもう一つ別コンセプトのサイトをオープンする予定です。

さっそく、「ナトリヤ」を覗いてみよう!!>>
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編集後記(担当:竹田)
検索エンジンで靴のブランド名を検索すれば、たくさんの靴サイトがヒットします。でも「ナトリヤ」ほど、解説や写真に気を配り、ユーザーの知りたいに答える努力をしているサイトは見つかりませんでした。「オンリーワンで有り続ける」という管理者の内藤さんのこだわりを見ることができました。

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